たかが「旗」と侮るなかれ、防犯パトロール中ののぼり旗には確かな効果があります。
ここで大切なことは、旗に書かれている言葉です。
例えば犯罪を行おうとしている者がいて、のぼり旗にその犯罪を抑止できる言葉が書いてあれば効果がありますよね。
犯罪を防止する目的なら、きちんとその目的を意識して言葉を選ぶことが大事です。
例えば「子供見守り警戒実施中」などですが、言葉はそのまま犯罪者へのメッセージとなるので、しっかり考えて選びましょう。
通学路で多い犯罪のひとつに誘拐がありますが、のぼり旗を設置することで
「この町は悪い人間を見張っている!」と宣言していることになります。
子供たちが犯罪に遭う場合、一瞬のスキが狙われがちです。でも町や人が警戒心を持っていると、
その雰囲気が一番の犯罪抑止力になります。
犯罪者がのぼり旗を見て思いとどまり、犯罪に及ばなかったケースは多くあるのです。
これも大事なポイントですが、のぼり旗は一定の間隔をあけて、ある程度の数は置くことが必要です。
旗がここにも、向こうにもあると思わせることが重要なので、それが出来れば
犯罪者は常に見張られている気持ちになります。
自分の心の中を見透かされている気分で、犯罪を行わなくなるのです。
のぼり旗と防犯パトロールでさらなる抑止力に!
のぼり旗に加えて、犯罪パトロールも行うと、さらに効果は高まります。
旗があるだけでも犯罪の抑止力になっているのに、実際に人が出てパトロールを行えば、
地域の目が厳しいことのアピールになるからです。
パトロールを行うのが日中であっても夜間であっても、そのことによって得られる町の人たちの安心感は大きなものです。
犯罪を抑止したい思いは、安全を願う気持ちと同じだからです。
町の防犯意識の高まりや、住民の連帯感の高まりも期待できます。
その中で子供たちはもちろん、大人たちの安全も守っていきます。
泥棒の犯行を未然に防いだ1番の理由は、「近所に人がいた、声をかけられた」です。
もしかしたらパトロール中の人だったのかもしれませんね。
最後にのぼり旗についての注意点です。旗がボロボロにほつれていると、かえって治安の悪い町に見られてしまいます。
旗が古くなったらそのまま放置しないで、片付けるか、新しいものと交換しましょう。
防犯効果を持続させるためにも、これは大切なことです。のぼり旗と防犯パトロールには犯罪を抑止する効果があります。
警察などにはパトロールを安全に、より効果的に行うための手引きがあるので、それを参考にして行うのがいいでしょう。